ニチハボード加工株式会社

インタビューINTERVIEW

リーダークラス座談会

ニチハボード加工では、名古屋工業大学主催の「工場長養成塾」、福島県職業能力開発協会主催の「ふくしま工場長養成道場」を毎年数名の社員に受講していただいています。次世代を担う工場長候補たちが、工場長養成研修の感想や今後の目標について語ります!

座談会参加メンバー

  • 伊藤伊藤入社15年目。いわき工場工場長代理。平成27年にふくしま工場長養成道場受講。
  • 脇葉脇葉入社9年目。津工場 統括リーダー。平成28年に工場長養成塾受講。
  • 伏屋伏屋入社8年目。名古屋工場 工場長代理。平成26年に工場長養成塾受講。

01研修を受講して得たことや、変わったことは?

脇葉
伏屋
私が受講した「工場長養成塾」では4名1組で異業種の方とグループを組んで、各受講生の工場へ実際に足を運び、改善の実践を行いました。自動車関連など普段の仕事では縁のない製造現場を見ることができたのは刺激になりました。
伊藤
他社の工場を見ると、自分の職場に取り入れようと思うことがたくさんありますね。
伏屋
そうだね。愛知県だとトヨタ関連の会社が多いから、品質面にしても安全面にしても細かい取り組みをしているなぁと感じました。
脇葉
私は受講前後では、自分の意識がガラリと変わった。半年間、毎週土曜の受講と課題はしんどかったけど、現場でのモノの見方をはじめいろんなことを教えてもらい、すごく勉強になりました。回を重ねるごとに意見が言えるようになったので、かなり成長できたんじゃないかなと。
伊藤
私が参加した「ふくしま工場長育成道場」は、現場を見ていかに自ら気付けるようになるかがテーマ。今まで漠然と見ていた現場を、どういった視点で、どこをポイントに見ればいいか勉強できたのは大きな収穫でした。他業種の受講者が自分とは違った目線からの意見をくれたことも、改めて発見がありました。

02研修で得たことを、どう現場に活かしていますか?

伊藤
無理な姿勢で作業させていたことが、生産性を下げる原因になっていたことに気づきました。受講前は問題ないように見えていた作業にも、まだまだ無駄な動きがありましたね。
伏屋
作業で振り返る角度とか、ほんの少しの改善が積み重なって、結果が出てくる。
伊藤
そう。設備とかお金のかかることじゃなくて、自分の「気づき」で大きな変化があるのはやりがいがありますね。
脇葉
私は、工場長養成塾受講中に「昨年度計画より日当たり生産量5割アップ」という高い目標を達成できました。当初は無理かなと思っていましたが、改善を通して生産量がみるみる上がっていくのを見て、「これは目標いけるかも…」と思えるように。すると、目標に対して半信半疑だったメンバーも目の色が変わってきて、いろんな改善案を出してくれました。
伏屋
伏屋
やっぱり今まで出来ていなかったことができてくると、みんな「もっと!」って欲が出てくるんですよ。
脇葉
そうですね。何より自分が変わることで、周りも変わってくれたのがうれしかったです。
伊藤
リーダーのあり方は、組織にとって影響力が大きいからね。自分が動くことで、仕事がやりやすくなったりして、みんなが喜んでくれるとやりがいを感じます。

03今後の目標を教えてください。

伏屋
工場は現場が元気なのが一番。職場の雰囲気を良くしていく組織づくりをしていきたいです。
伊藤
何か普段から気をつけていることはある?
伏屋
やっぱりメンバーの話を聞く耳は持っていたいなと。私は見た目で近寄りがたい雰囲気を醸し出しているかもしれないから(笑)、親身に話を聞くように心がけています。
脇葉
私もいい意味で友達くらいの雰囲気で接していきたいなと思ってます。津工場の工場長もとても話しかけやすいので。「脇葉に聞いたら大丈夫」と思ってもらえるようなリーダーを目指していきたいですね。
伊藤
私は目標を絶対達成する組織を作りたい。それとやっぱり、みんな元気に仲良くが一番!
伏屋
仲良くと言えば、うちの会社は同じ職場に家族がいるパターンも多いですよね。
伊藤
いわき工場は、親子、夫婦、兄弟、親戚同士が集まっているよ。まさに家族みたいな感じ。自分が働いていて嫌な会社だったら、家族に勧めないから職場の雰囲気はいいと思う。
伏屋
モノづくりは人が大事。お互い管理職として、現場を元気にするマネジメントをしていきたいですね。